nodathon’s blog

マラソン、映画、その他生活の中で感じたことを書きます。

シューズレビュー ミズノ ウェーブエアロ 18

出ました!

ウェーブエアロ 18

 

www.mizuno.jp

ミズノのランニングシューズの中でもロングセラー商品ですね。

バージョン18まで続くシューズはなかなか無いので、広く支持されている証拠です。

 

ただ、今回のバージョンアップでは、

話題になったナイキのヴェイパーフライを強く意識したのか

構造も生地も履き心地も相当変わっています。

はっきり言って別モノです。

 

www.nike.com

 

私もそれまではウェーブエアロ17を愛用していたのですが、

同じサイズの18を注文したところ、まったく合わなかったので、 

事前にこういう情報があったらなと思い、今回記事にすることにしました。

  

ちなみに私のシューズ歴はこんな感じです。

(ミズノさん、お世話になってます。)

 ウェーブライダー 18

 ウェーブカタリスト1.2

 ウェーブシャドウ 1

 ウェーブエアロ 14.17

 

 

もちろん個人差があると思いますので、

あくまで私自身の体験ということでお読みください。 

 

まずコンセプトとしては、

先行して発売されたウェーブデゥエルをの良いところ(プレート・クッション)

をウェーブエアロ に取り入れた感じです。

 

↓ウェーブデュエル

www.mizuno.jp

 

なので、

ウェーブエアロをアップデートした」というよりは、

ウェーブデュエルのサブ4版」といったほうが早いでしょう。

 

また、ウェーブデュエルから取り入れられた新しい「ウェーブプレート」

については、こちらの動画が参考になると思います。

www.youtube.com

 

それでは、レビューです。↓↓

 

外観はこんな感じ(色はレッドです)

ミズノにしては珍しい革新的なデザインですね。

ミズノマークは控えめになっています。

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全体的にデザインはカッコよくなりました。

紐も伸縮性のあるものに変わっています。

また、網目模様が、なんというか、生命感を感じさせます。

 

 

ここで、すでに持っている

ウェーブエアロ 17との比較をまとめてみました

 

www.mizuno.jp

 

 

 

ウェーブエアロ17 → 18 比較

 サイズ感 :きつくなった (縦・横ともに)

 デザイン:流行りに寄せた感じ

 クッション:向上

 プレートの反発:向上 (スピードが出やすいタイプ)

 耐久性:ここは未知数

 通気性:ここは17に比べて悪くなった。

 フィット感:やや向上

 重さ:少しだけ軽くなった 230g → 225g 

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次がこのブログで一番言いたいことなのですが、

次の2点で、18の(縦の)サイズ感がきつくなっています。

 

①18はかかと部分に柔らかいクッションが少し入っていて、それで盛り上がりがあります。フィット感を高めるためだと思いますが、

これで、靴の中が0.3ミリ?程度狭くなっています。

 

②つま先部分のハードカバー?というのでしょうか。

つまさきを守り、靴の形を維持するための固め素材の部分が、

17は靴の外側についているのに対し、

18は靴の中側についています。これでさらにきつくなり、指の爪先の感触が固めとなっています。

 

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後ろから見るとクッションが厚めなのがわかると思います。

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つま先のカバーを内側につけると、より都会的というか、部活感がなくなるのだと思いますが、機能的にはマイナスと私は考えています。

どちらを優先するかですね。

ミズノマークも主張を抑えていることがわかると思います。


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私は、18で10キロほど走ってみたのですが、サイズがきつく感じられ、爪先に痛みが出ました。サイズが完全にあっていませんでした。

 

ただ、クッション性や反発は素晴らしく、かなり向上したと思います。

おそらく同じくらいの力を入れても、18のほうが自然とスピードがでてしまうのではないでしょうか。

飛び跳ねるように、前へ前へと推進力が維持される感覚になります。

プレートが短距離走向けのものということですが、履いて走ればすぐに感じられると思います。

 

ということで、早く走るための機能は大きく向上したものの、

実際購入するにあたっては、よく試着をした上での購入をお勧めします。

私の感覚では、0.5上のサイズを買ったほうが良いです。

 

 

 

 

残念なのは、これまでのウェーブエアロファンは置き去りになったというところです。

これまでウェーブエアロが積み重ねてきた、サブ3.5~4 の、キロ4分半~5分台で軽快に走れるあの感じを求めている人にとっては、今回のモデルチェンジは、とても受容しがたいのではないでしょうか。

良さが失われたとは言いませんが、プラス30を求めて、マイナス60になったというような、改革に伴う痛みが大きい気がします。

 

次回のバージョンでは、新しいものは取り入れつつも、

これまでのウェーブエアロに揺り戻す形でのモデルチェンジを期待します。

 

個人的には、17からサイズを一つあげたものを試し履きして購入したいと思っていますが、それでもあわなければ、17を買い続けるでしょうね。

 

あと、ミズノにはいつも「デザイン(特にカラーリング)に力を入れてほしい」と思っていたので、今回のモデルチェンジは歓迎ではあるのですが、その分機能性を大幅に変更たことが今後どう評価されるか、ですね。

今後もミズノのシューズに期待しています。